はい。熊本県球磨川水系の荒瀬ダムは、2012年から撤去が始まっています。撤去工事が進むにつれ、ダム建設前にあった瀬や淵は見た目にはほぼ回復し、泥干潟と化していた河口干潟には砂が増えてアマモ場が拡大し、ウナギなどの魚介類の増加が見られています。しかし、上流10kmにはアユの移動や土砂の流下を妨げている瀬戸石ダムがあり、流域全体の再生を求めて市民グループが撤去運動を進めています。