STORY
提供:パタゴニア 制作:シュテッカー・エコロジカル&フェルト・ソウルメディア 製作責任者:イヴォン・シュイナード プロデューサー:マット・シュテッカー&トラヴィス・ラメル 監督:ベン・ナイト&トラヴィス・ラメル 編集:ベン・ナイト アソシエイトプロデューサー:ベーダ・カルフーン 企画:マット・シュテッカー&イヴォン・シュイナード 配給:ユナイテッドピープル
87分/アメリカ/英語/ 2014年
後援:WWFジャパン(日本公開に関して)
破壊すべきダムがあるかぎり
“ダムバスター”は挑戦し続ける
アメリカ全土につくられた7万5千基のダム。それらの多くは、川を変貌させ、魚を絶滅させ、それにもかかわらず期待される発電・灌漑・洪水防止のいずれにおいても低い価値しか提供していない。むしろダムの維持には高い経済的コストもかかっている。そんな負の面ばかりのダムを「撤去」する選択が、アメリカでは現実になってきた。だが「ダム撤去」が当たり前に語られるようになるまでには、「クレイジー」と言われながも川の自由を求め続けてきた人びとの挑戦があった。彼らのエネルギーにより「爆破」が起こるドキュメンタリー。
自然の良さは人間が何もしなくてもいいこと。
ただそのままにしておけばいい。
地球の血管にも例えられる川。ダムが及ぼす影響は、私たち生き物すべてに及ぶ。ダムが撤去されたとき時、川は解放され、みずから元の姿に回復していく。本作品が映し出す川の生命力と美しさは、人間も自然の一部なのだということを改めて気づかせてくれる。そして、技術により自然を征服してきた過去と決別し、新しい未来をつくりだす希望の光を見せてくれる。製作責任者はパタゴニア創業者のイヴォン・シュイナード。共同プロデューサーは生態学者で水中写真家のマット・シュテッカー。