MESSAGE

 

これは、あらゆる環境運動に関わっている人々に、
あるいは国の現状を憂いてそれを変革しようと小さな足掻きを営んでいる人々に、
必ず観てほしい映画である。

日本の環境運動に(或いは社会に)、決定的に欠如している
「とんちとユーモア」をまざまざと見せつけられる。

– 三宅洋平((仮)ALBATRUS/NAU代表)   →全文はこちら

 

今や諸悪の根源は、一人一人の小さな無責任。
今を生きる私達が気付き、動き出さなきゃならないんだ!

– 伊勢谷友介(俳優/映画監督/株式会社リバースプロジェクト代表)

 

この地球上に生命を授かった人間たち全てにこの映画を見て欲しい…!って思った。
山も川も海も美しく、そこに生きる生命の営みは
とてつもなく愛おしく美しいものなのだと、改めて考えさせてくれた。

この映画には、伏線で色んなメッセージが織り込まれていると気付かされる。

谷口けい(パタゴニア・アルパインクライミング・アンバサダー) →全文はこちら

 

やっとダムは壊すものになった。原発もそうなる。
雇用はなくならない!どう自然に戻すか?
新たな知恵や技術が産まれ、未来に感謝されるクリエイティブな仕事になる。
日本もダムがない川がなくなって久しい。
八ッ場や最上小国川など未だ強引に汚い手段で無駄なダム計画が!
この映画を見て、アナタもNOと言って欲しい!

- 高坂勝(「たまにはTSUKIでも眺めましょ」オーナー/「減速して生きる―ダウンシフターズ」著者)

 

かつてはダムを「成長と豊かさ」の象徴と考えていたが、
今では多くの人が、ダムを壊して取り戻す自然な河の方が
「豊か」に感じるようになった。移ろったのではなく、成熟したのだ。

さて日本は、未だに何百ものダムが計画され、次々に作られ、
未だに「ダムネーション」を脱却できない。
そうした日本からの転換のヒントがこの映画にはあると思う。

– 飯田哲也(ISEP 環境エネルギー政策研究所 所長)   →全文はこちら

 

すぐれて政治的な映像表現なのに、
“自(おの)ずから然(しか)るもの”に対する作り手たちの愛と畏敬が、
生命の息吹を呼び込んで、
新しい世界へのインスピレーション
(吹き込まれる息のような創造的啓発)を誘う映画だ。

– 星川淳(作家・翻訳家/一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト理事長)

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ダムに関わる多様な人々の証言と、過去と現在の映像によって、
淡々とダムの現代における課題を浮き出していく。

再び大規模なダム建設を進めようとする日本社会のありようを
振り返らせてくれる、日本で川に関わる人、ダムに関わる人に
ぜひ観てもらいたいドキュメンタリーである。

– 杦本育生(認定NPO法人環境市民 代表)   →全文はこちら

 

ムダなダムを建設して自然を壊すことではなく、
ムダなダムを壊して自然に戻すこと。
それが今後のダム事業の主流になってほしい。
映画『ダムネーション』を観ると、その夢が実現可能なものであることがわかる。

– 佐藤潤一(国際環境NGO グリーンピース・ジャパン 事務局長) →全文はこちら

 

この映画はダムの撤去に情熱を注ぐ人々の物語である。
川の流れを取り戻し、鮭たちの世界を回復させることをめざす生き方のなかに、
人間としての失われた何かを取り戻すプロセスがあることを、映画は静かに訴えかける。

– 内山節(哲学者)全文はこちら

 

クール!川への愛しさとワクワク感と切なさが交互に訪れる。
最後は大笑いだ。
発電事業者、河川官僚、ダム技術者、管理者、
考古学者、冒険的なアーティスト、詩人、釣り師、カヌーイスト、
公益通報者、漁協組合員、水産官僚!とにかく多くの人に見てもらいたい。

– まさのあつこ(ジャーナリスト)全文はこちら

 

「とっぴ」「急進的」「クレージー」と呼ばれても、
勇気のある人の行動が変化を創り出す素晴らしさ。
「人間には自然を制御したいという欲求がある」――
そして、人間には美しいものを守りたい、不公正は許したくないという欲求もあること。

いろいろなことを深く考えさせてくれる映画です。

– 枝廣淳子(幸せ経済社会研究所所長)全文はこちら

 

ダムは莫大な貯水と発電を生み出すと同時に、多くの雇用を生み出す。
しかし、この映画が私たちに示唆するように、
ダムを作るということは、人間が自然を切り開き、
なかば暴力的に介入することをも意味する。

自然に対して人間が介入する時、
私たちはそれが本当に正しい判断なのか、立ち止まって考える必要がある。

– 岩上安身(ジャーナリスト/IWJ代表)全文はこちら

 

ある風景を前に「美しくない」と感じる直感力は、単なる個人的な情緒ではない。
母なる星地球(ガイア)の超高度な生命システムの一部分として生かされている私達自身の
内側から聴こえてくる地球(ガイア)からの警告である。

この映画は、母なる星地球(ガイア)の超高度な生命システムの“美しさ”を身をもって知り、
自分自身がその“美しさ”に生かされている事に気付き、
その“美しさ”を21世紀に甦らせようと葛藤する人々の記録である。

– 龍村 仁(映画監督)全文はこちら

 

「ダムネーション」に登場する環境保護活動家たちはなんとまあ過激なことか。
そのぶれないあり方、それに対する自治体の柔軟な対応、
アメリカの底力を感じさせる。
Free to flow!
住民の強靭な意思がシャケを水と共に解き放つ、なんという喜び・快感!!

– 鎌仲ひとみ(映像作家)

 

映画をみて、腑に落ちました。ダムが美しくない理由が。
そして驚きました。ダムが撤去された流域の、その美しさに。

川は血管で、魚や植物は細胞。流域全体で一つの生き物なんですね。
人間もその一部。
僕は健康で美しい社会を、子どもに残していきたいと強く思いました。

– 鈴木菜央(NPOグリーンズ代表/greenz.jp編集長)

 

ぼくが、ライフワークとして続けているフライフィッシング。
その究極のターゲットはサーモン。
“母なる海” と”豊穣の森”をつなげる神だ。
これは、この神の荘厳さと、人間の愚かさを描いた、深淵なるドキュメンタリー。
そして、人間こそが美しいことを教えてくれるアート作品でもある。

– 四角大輔(森の生活者・アーティストインキュベーター)

映画『ダムネーション』 – DAMNATION