MESSAGE from まさのあつこ(ジャーナリスト)

 

クール!川への愛しさとワクワク感と切なさが交互に訪れる。
最後は大笑いだ。
発電事業者、河川官僚、ダム技術者、管理者、
考古学者、冒険的なアーティスト、詩人、釣り師、カヌーイスト、
公益通報者、漁協組合員、水産官僚!とにかく多くの人に見てもらいたい。

フランクリン・ルーズベルト大統領が「世界一のダム」と誇って以来の
米国のダム建設と撤去の歴史を多様な立場から見せ、しかも、
ダム建設とダム撤去の双方で行われる「養殖」がもたらす課題にも
新たに疑問を投げかけている。

ある登場人物が問いかけた「どのダムが役に立っているかを再考しないのは、
愚かなことだ。経済的、文化的、景観的、生態学的に価値があるか?」は、
多くの新たなダム建設に取りかかろうとしている日本でこそ投げかけたい問いだ。

映画『ダムネーション』 – DAMNATION